去年、洋服の青山で喪服を購入しました。

余命宣告をされた身内が数人おり、必要になるだろうな・・・と予想しての買い物でした。
そして約1年経ちましたが・・・・。
なんと4回も使用しております。
その結果、「やはり喪服レンタルは辛いかな」と思っているのでした。
アラフォーは喪服のレンタル、ダメ絶対!と痛感したワケ
私が参加した葬儀は、こんな感じ。
・夫の身内
・叔父
・祖母
・叔母の夫
コロナの影響もあったので、完全に家族葬で身内だけと家族葬という名だけど20人ほど家族以外も来ているる葬儀でした。
4回もあったので、仕事から直接向かった人が数人喪服レンタルを活用するのを目にしました。
ダメな理由1、サイズが合わない
喪服レンタルは葬儀場の人が手配してくれます。
慣れているためスムーズですが、サイズを指定するだけで試着したりはできません。(まあ当たり前ですよね・・・)
何号サイズか聞かれるだけなので、身長が小さい・大きい、やせ型・太り型など標準サイズでないと合わせるのが難しいです。
微妙にスカート丈が合わなかったり、サイズがピチピチだったりすると困るので、皆1つ大き目のサイズをレンタルしていましたが、それでも丈が足りなかったり、かなり大きかったりで着ている本人はめちゃくちゃ気になるようでした。
特にアラフォー世代は、「ある程度常識があって当たり前、上の世代からも指摘される年代」ということで、小うるさい70代オーバーの叔母様たちから「ちょっとサイズ合ってないわよ~」などと言われ、ピンでつまんではどうか、とか、サイズ交換したほうがいいなど言われて可哀そうでした・・・・。
自分が購入したときもたくさん試着して分かりましたが、喪服はサイズが合ってないとすごく似合わないのです。
変に貧相になったり、昔の厳しい先生みたいになったりします・・・。
またアラフォー世代は高齢の身内のフォローをしたり、ちょっとした買い出し、子どもの世話・・・など動き回ることが多いです。
スカート丈が短いとそのたびにめくれるのでイライラしそうだと思いました。
ダメな理由2、人に迷惑をかける
レンタルする・・・ということはどこかで返却しなければいけません。
レンタルしたものをまとめて返却するのですが、そもそも喪服レンタルする人って仕事が忙しくてバタバタ来ているので、葬儀に合流してから慌てて帰りのチケットを取ったり、ホテルの手配をしたりして、ギリギリまで予定が分からないのです。
そのためレンタルした人の喪服をいつ誰が回収するのか、を葬儀場の人に何度か確認され(葬儀場の人は悪くありません・・・、すごく丁寧で申し訳ありませんでした)、バラバラに行動する皆に確認とって・・・の作業がめちゃくちゃイライラしました。
回収した喪服が違う車に積み込まれて、「あ~っ、そっちに乗せると回収できない!」ってなったり、ハンガーが一個足りない!ってなったり、誰かのハンカチが入ったまま!と探し回ったりして、かなり面倒でした・・・。
アラフォーになると手配する側になるので、全員のスケジューリングをすることになります。
A叔母さんは葬儀場までだからタクシーの手配して、そのあと車3台で焼き場に行って、その間にお茶菓子を買い足して、B叔父さんの新幹線の時間を調べて・・・なんてやっている間に喪服の管理もあるので「も~、面倒だよ~~~」です。
ある程度高齢の方はしょうがないのですが、同年代で来るだけで何もしない、レンタル喪服はよろしくね~とやられるといい気持ちはせず、ちょっとしたしこりになりました。
ダメな理由3、靴とバッグは借りられない
意外な盲点でしたが、靴とバッグのレンタルはありませんでした。
ネットなどで見る「喪服レンタル」ではセットで貸出がありましたが、私が参列した葬儀場ではなかったようです(あっても靴は持ってくると思って誰かが断ったのかもしれませんが・・・)。
そのため、スニーカーのまま参列したり、バッグがピンクだったりする身内もいて、ちょっと気の毒でした。
折りたためる黒の旅行シューズとか、軽い布のバッグぐらいは持参しないといけないようです。
でも、靴とバッグを用意するなら喪服も持っていけば・・・・ってなりますよね??
結論:アラフォーは喪服レンタルしない
喪服をそろえるのって面倒です。
私も買うまではすごく悩んだし、しばらく「これでいいの?」と思っていました。
でも、レンタルするにもお金がかかりますし(今回は喪服だけで7,000円と聞きました)、色々と面倒なこともあることが分かりました。
アラフォーは祖母、親世代と親族もそれなりの年になっているので、いつ葬儀があるか分かりません。
私の喪服は3万ちょっとですが、それでもサイズが合っているものが用意されていて、すぐに手に取って出かけられるのはすごく安心しました。
用意しておくといい葬儀セット
急な不幸を聞いてからバタバタしないように、ある程度セットにしておくと便利です。
私がセットしておいたモノですが、めちゃくちゃ役に立ったので記録します。
すべて喪服用のバッグに入れてあります。
・数珠、袱紗、ハンカチ
・ストッキング2足
・不祝儀袋2、3枚、薄墨の筆ペン
・髪をまとめる黒ゴム
・パールのネックレス
これが準備されていると、バッグ、喪服、靴をつかんで出かけるだけです。
香典は移動中に書けばいいですし(最悪、葬儀場のトイレで・・・)、髪を黒ゴムでまとめて喪服を着ればそれなりに見えます。
今年も一回忌があり(去年亡くなったので・・・)、また喪服の機会がありますが、これだけ用意があるとまあ大丈夫かな?という気分です。