前の記事でも書きましたが、10月はむすこのイベントてんこもりでした。
・ 運動会
・ 秋のお料理教室
・ 遠足
・ ハロウィンパーティー
けっこう大変だった、という感想よりも、びっくりしたのが「家庭の格差」・・・・。
コロナ禍で家庭環境の差が明確に
コロナ禍で「在宅勤務できる家庭」「休める仕事の家庭」「子どもといっしょに過ごせる家庭」など、親の仕事の状況が分かるようになってしまいました。
自分の裁量で働ける仕事の家庭は、コロナの状況に合わせて、午前中だけ登園にしたり、イベントのときだけだったりして、うまくバランスを取っていたし。
休めない仕事の家庭は、ずっと保育園で変わらぬ保育をお願いしていました。
ママ・パパの連携をうまくとって、休みをずらすことで週2日の登園のみ、にしている家庭もありました。
家庭によってかなり対応の差が出ていました
とうぜん、「家庭で何をしているか?」でものすごい差が出てしまい、包丁が上手な子、お絵かきがプロ級な子などが続出してきたのです。
運動会の練習は・・・・?
特に運動会で差が見えました。
年長さんなので、けっこう難しいダンスと、登り棒が目玉の障害物競走があり、例年すごく特訓して挑む競技です。
例年は、公民館を貸し切って自主練があったり、公園で特訓をしているママグループが多いのですが、今年はコロナで何もありませんでした。
この時点で「今年は参加するだけでいいか!」と思ってしまった私・・・
先生も「運動会の練習があるけど、そのために登園してとは言えないし・・・」と不安そうな感じでしたが、なんと当日の完成度がすごい子が何人もいました・・・・。
もうダンスの時点で「え?同じダンスですか?」ってレベルのすごい子が数人いて、ポーズの決め方、動きの軽やかさ、リズム感でものすごい違いを出していました。
イヤな予感・・・と思っていると、障害物競走でも跳び箱をそのまま飛び越える子(ふつうは登って飛び降りる)、慣れた様子で平均台を走りぬける子、そもそも走るフォームが子ども離れしている子・・・など、「絶対に何かしてる」という子も数人・・・・。
こりゃ参ったね~
全体的には、やはり練習時間が足りなかったのでできない子も多かったようですが、それだけに「ずば抜けてできる子」との差がすごくて「私は何を見ているんだ・・・」と思いました。
なんだか悲しい気持ちになった
我が家のむすこ氏は・・・というと、まあダンスもちょこちょこ家で踊っていたし、もともと運動も好きなので「ふつうに」終わらせることができました。
ただ運動会が終わったあとで「これは見たくなかった展開だな・・・」と思ってしまいました。
誰も悪くないので、こんなこと思うのは違うかもしれないけど・・・
最後の運動会、みなで楽しくワチャワチャやって終わるかと思っていたのです。
でも子どもの中にプロが混ざっていた、というか、数人の「すごくできるセンター役」がいて、その他がいて、全然できなくて先生にずっと小声で注意されている子もいる。
そんな「センターだけが輝く、残酷なアイドルグループ」みたいなダンスを見て、少しモヤモヤしています。
格差社会で育児をどうするか?
この格差を見て思ってしまったこと。
むすこが「オレふつうでいい」と言い出したらマズイ
むすこのクラスは25人しかいませんが、「ダンスが上手」「英語が得意」「お絵かきがうまい」など、すでに習い事で鍛えている子が何人かいます。
25人中、何かに特化している子が4人、器用でいろいろできる子が2人、家庭で熱心に勉強している子もいるので、むすこの自己評価は「オレは何もできないよ~」となっています。
旦那氏は「上を目指せ」と言っていますが、私が見てもレベルが違う子は追いつける気がしない。
下を見ればキリがない
しかし、上を見ればキリがないように、下を見てもキリがないのです。
まだ集団行動ができない子もいるし、ひらがなが読めない子もいる(少数ですが)。
それを見て、むすこは安心しちゃってるみたいなのです。
まあ、そうなっちゃうよね・・・
上と下の差がものすごく広がっているので「ふつう」のレベルが分からない。
子どもは自分のポジションを俯瞰して見ることができないので、「オレ、ふつうだ」と思っていても全国レベルで見たら低いってことがあるんですよね。
格差社会でどう教育するか?
こういうのを見てしまい「学校教育に合わせてなんとなく育てていく」のは危ないなと感じています。
もう学校のテストだけでは、子どものできる、できないが分からない。
テストだけでは分からない総合力がついているのか・・・・
もう「ふつう」がない時代なので、親が子どもといっしょに
「いま何を学ぶべきで、うちの子はどこまでできているか?」
「得意はここで、苦手はここなので、どう対応していくか?」
みたいなことを話し合っていかないとマズイ。
苦手をつぶす
むすこはずっと「ひらがなを書くこと」が苦手でした。
完璧主義、というか、子どもの書くクセのある字が「ニセモノ」と言い張って書きたくないという抵抗がすごかったのです。
勘弁してくれよ~と思いましたが、暴れるむすこといっしょに数か月コツコツと書き取りをやって、やっと満足できる字が書けるようになりました。
ずっと字を書かなかったことで、「〇〇くん(むすこ)はひらがなができない子」と思われていて自信がなかったようですが、やっと得意気な顔をするようになりました。
こういう苦手を放置せずに親が手伝ってあげないといけないんですよね~。
ホント、大変だった・・・
子どもの資質を考える
まだ息子は6歳なので可能性は無限です。
ずっと「腕力がないな~」と思っていましたが、登り棒の練習をはじめてみるみる腕の力がついてきました。
ちょっとリズム感がないのですが、これも練習すれば改善するかもしれないので、まだ苦手科目が分かりません。
なんとなく数字に強い気がしているのですが、これもまだ不明。
こういうのも目を離さずに見ていかないといけない。
育児って楽しいけど、大変ですよね。
ふだん何も考えてないので、こういうの見るとびっくりしてしまいました